サザエさんの青春 雑感

・三本目。ココから画面がカラーになる。色の着いた東宝のロゴを見て、近くの客が「おおッ!」とザワめいてたのがとても印象的。
・九州に転勤が決まったマスオ。その後の内容は略。もう、大体同じパターンだからいいじゃんか(いい加減)。
・初っ端から“カミさんの名前を失念する”というボケ老人の様な波平。他にもピクニックに出発してから波平を置いて出掛けた事に気付くシーンとか、観た中で一番波平の哀愁が漂ってた気がする作品。
・でも、内容的にはちょっと不満が残るなぁ…。本作では二人の恋仲に亀裂が走る程のピンチを迎えてる筈なのに、そうしたイザコザが全部水面下で仲人によって処理されてて、一切画面に出ないまま都合良くハッピーエンドを迎えるってのは、どうかと思う。まぁ、サザエは専務の息子に対して肘鉄カマしてたりするから、今後会社での波平の立場はかなり悪くなっていると思われるが…。そう言った意味でも本作の波平は非常に哀れ。頑張れー。