龍が如く 劇場版雑感

歌舞伎町で『龍が如く 劇場版』改め岸谷五朗の(色んなイミでの)フルスイングっぷり」を観賞。いやぁ、派手にブチ切れてたなぁ。似非関西弁を放ちながら金属バットを振り回すマンガみたいなキャラで、結構酷いコトをやってる割に憎めない悪役。昔だったら田中邦衛辺りが演じてた役ドコロだね。
今回、「年齢制限のない健全なヤクザ映画を」という無理難題を押し付けられた三池監督は、暴力シーンをコメディタッチに、また、アダルトな恋愛パートを排す為にヒロインを少女に設定することで、見事にR指定を回避させたようです。それにしても女の子可愛かったなぁ。
「登場人物の相関とかはゲームやって察せよ」と色んな説明を省いている故に、まるで連ドラのダイジェストを観てるみたいな詰め込み過ぎ感や、全く本編に絡まないサブキャラが多過ぎとか、展開の強引さ等、物語としてはやや難アリ(つーか欠点だらけ)なのですが、無駄にコマ劇前でヘリをホバリングさせるといったハッタリが随所に効いており、頭よりも目で楽しむタイプの映画でした。今はこういう勢いだけの作品って少ないよねぇ。好きなのに。
どうでもいい話ですけど、去年、歌舞伎町に『ハイテンション』観た帰り、目の前の広場で本作の撮影やってました。見た時は、規模の小ささからVシネか何かだと思ってたけど、まさかコレだったとは。