この寺は本物か？偽物か？

今日は新文芸坐で実相寺昭雄監督の追悼オールナイト第一夜として、実相寺監督の円谷作品時代の特撮番組を16㎜フィルムで上映してました。ってか、今回は人多過ぎ。普段からこんだけ入ってりゃ、名画座文化も廃れるコトは無かろうに…。
今回上映された作品は当然CATVやビデオで全部観てますけど、ガマクジラの回とかガキの頃1回観たっきりのとかもあったので、「あれ、こんなシーンあったっけ？」なんて新鮮に思う場面もチラホラ。
中でも一番の見所は『怪奇大作戦』第23話「呪いの壷」の寺炎上シーン。ミニチュア、合成、どれをとってもTVドラマの特撮とは思えないクオリティの高さで、これだけでも大画面で観れてホント良かったと思う。逆に『ウルトラセブン』第45話「円盤が来た」でのペロリンガ星人との前衛的な対決シーンは、あまりにチカチカしていて、寝ずに観続けている俺をバッドトリップ寸前まで追い込んでいました。
あと、フィルム版は言葉狩りの煽りを喰らってセリフがガリガリ削られており、興を殺ぐこともしばしば。別に"狂ってる"ぐらい良いじゃねぇかよ。大人気ない。