コレ観る為にバイトを早退しましたが何か?

okmonster2007-01-18

俺が「この映画を観たい」と思う動機として「レアだから」という理由で選ぶ場合が多々ある。少々不純ではあるが、何だかフツーの映画観るよりは貴重な体験をしてんじゃねぇの?的な気分もあるのだろう。
今日シネマヴェーラ渋谷丹波哲郎追悼上映で観た『白蝋城の妖鬼』も、未ソフト化&未放送という激レアっぷりから観ようと判断した作品。まぁ正直、途中までは割とどーでもいい話でしたが、丹波哲郎がせむし男役として登場してからは主人公を差し置いて八面六臂の大活躍。最後にゃオイシイトコを全部掻っ攫い、客席の笑いをも誘っていました。ホントこの人演説好きだなぁ。
続いて池広一夫監督の『脱獄者』を鑑賞。大映で時代劇ばかり撮っていた監督の現代劇ですが、フツーに面白い。ここでのタンバは罠に嵌められて刑務所に入れられた刑事役。ラストで仲違いした弟と和解するのだが、結局何が理由で仲が悪くなったのか一切説明はされませんでした。けど、代わりにテンポが早くで観易いです。OPとか無茶苦茶センス良いし。
観終わった後、一緒にエレベーターに乗り込んだ男性に、「あのさ、途中で寝ちゃったんだけど、刑務所に入れられてからどうなったん?」と訊かれたので、渋谷駅に着くまでの間で、如何にして丹波が脱走したかを説明し、その後雑談を交わす。男性との話を合わせる為、結構映画通ぶって喋ってましたが、スンマセン、俺、フィルムセンター一度も行った事無いッス。