蒼井優は声優としてもやってけるよ

正月三が日働き通しで、漸く今年最初の休みが取れた友人のミヤジマ氏と『鉄コン筋クリート』を観に行く。うわ、大入りじゃん。歌舞伎町だもんでアニオタ臭の薄い客層。
原作を忠実に再現した画面作りに唖然。徹底した美術の拘りに二人で失禁。パンフレットを読んで原画スタッフの多さに驚きを通り越して呆れる。松本大洋がどれだけクリエーター達に影響を与えていたのかを如実に表している気がします。つーか、この人たち本当にギャラを貰ってんだろうか?と要らぬ心配までしてしまう。
気になったのは後半のクロがダークサイドに落ちようとする演出がクドいかなー、と。あと単行本3巻分を一気に凝縮させてる所為か、短い間隔で同じ台詞回しを繰り返すコトが多いのも気になる。まぁ、重要なフレーズをリピートしてるワケだから、散漫に観てても何が言いたいのか解る優しいアニメといえばそうなんですけど。
その後居酒屋で呑んでアニメの話と仕事の愚痴しかしないというお決まりのパターン。というか、会話の構成としては酔ったミヤジマがパンフレットのスタッフ紹介のページを開いて指さしては、「この人は○○で作監やってた」といったレクチャーが3割。