円盤だって生きている

円盤生物ノーバ

今日の『ウルトラマンメビウス』に円盤生物ノーバが出るというから観る事にする。
ノーバとは嘗て『ウルトラマンレオ』に登場した大変マイナーな怪獣なのだが、俺が五指に入れる程好きな怪獣。メビウスに出るっつーのを聴き、「マジかよ?」と思いながらも楽しみにしてたのだが…。
ああ、心底ガッカリだよ!エピソード重視で、まるで怪獣の魅力が出せてないよ!どいつもこいつも「メガネメガネ」ってうるせぇ*1!それよりノーバ出しなさいよノーバを。そんで、赤いガスを吸って発狂した集団が一般人を虐殺するシーンを描きなさいよ!
そもそも『ウルトラマンレオ』とは『帰ってきたウルトラマン』から始まった第二次怪獣ブームの終焉近くに打ち出されたウルトラシリーズの徒花的存在で、シリーズ終盤はオイルショックによるアオリを受けて更に低予算となり、怪獣を新調出来ずピアノ線で吊ったヘロヘロのクリーチャーがロケット花火を飛ばすといったチープな演出が頻出する作品だった。
だがこの“いい加減なフォルムのクセに激強”というギャップが、幼い俺に多大なインパクトを与え、一般人を容赦無くブチ殺したりするシーンに到ってはトラウマに近い形で今も心の奥に刻み込まれてたりする。

↑『ウルトラマンレオ』で漁師の目に噛み付いた小型円盤生物「テリナQ」。どう見ても子供番組とは思えない。
チープ&バイオレンス。今、敢えて円盤生物を出すというのなら、そこら辺を吟味して登場させて欲しかったんだけどなぁ。

*1:…イヤ、眼鏡ッ娘は好きだけど、眼鏡ッ娘<ノーバですから