怪物映画二本をハシゴ

okmonster2006-09-30

友人と銀座シネパトスで『地獄の変異』を鑑賞しました。この前『バタリアン4』観に行った時に流れた水曜スペシャルな予告編が、俺等の数寄者魂に火をつけたので。
洞窟調査に出向いた探検隊が怪物に襲われるという非常にシンプルなお話で、B級映画のお手本みたいな作りでした。特に"洞窟探険"という部分に拘りを見せており、ステロタイプなイメージからかけ離れたハイテクを駆使する今風な探険っぷりはリアリティがあります(といっても実際の洞窟探検がどう行われているのか知らんのだが…)。作り手の真摯な態度が伝わってきて好感触な一品でした。
続いて、散々観たがってたのに観てなかった『グエムル』を鑑賞。公開から三週間経ったってのにぼちぼち人入ってたね。
夜中より白昼堂々と暴れる怪獣が好きな俺は、冒頭の暴れっぷりにまず興奮。怪獣映画を観てない人間の撮った映画だけあり、怪獣の演出が従来の怪獣映画のそれと微妙にズレていて、多少、煩わしく思う部分もありましたが、監督が描きたいのは怪獣じゃないですし、十分満足できる内容です。
ただし、「最後は[消毒用のガス吸って皆死んでしまう]ってオチだったら大傑作だったのに。」と思う人でなしな俺。