結局、何が言いたいのか判らなくなったよ

よ、食った?牛丼。
俺はニュースで行列作ってるのを見て唖然としたタイプの人間。皆、そこまでして食いたいかなぁ?
嘗て寺山修司氏は庶民の身近な大衆食としてライスカレーとラーメンの2つを挙げ、その値段の格差からライスカレーを食す人間は堅実でつまらなく、それよりやや安価なラーメンを食す人間は貧しさと不満を抱えて生きていると書いた。
だが、ラーメンはやがてプロレタリアな位置を脱却し、まるでグルメが食う料理の如く様々なメディアで特集が組まれ、今ではファーストフードや牛丼といった全国展開のチェーン店がラーメンに取って代わり大衆食と化している。
然るに牛丼とは現代のプロレタリアを象徴するものであり、並んで食う事は即ち「私は食生活の貧しい人間です」とアピールすることだったのではないだろうか?と思ったり。