TV版『妖怪大戦争』の投げっぱなしぶりに愕然

イヤ、さっきまで日テレでやってたんだけどさ、確かに124分のヤツをCM入れれば正味100分程度の時間しか無い枠にブチ込むんだから、多少カットによる展開のチグハグさぐらいは予想してたんだけどさ。まさかエピローグを丸々カットするとは思わなんだ。ってか、何で放送時間を延長させないかな?
よって水木しげる御大演ずる妖怪の総大将の「戦争は腹が減るだけ」という貴重なセリフも無し(これってタイトルの『戦争』って言葉を完全に否定していて、ある意味一番重要なセリフだと思うんだけどなぁ)。主人公が嘘を吐くシーンも無し。津田寛治は出なかったコトに。…こんなやっつけ編集を21世紀の世の中で拝めるとはある意味貴重だが、フツーに観たら怒るわな。
これ観て昔、木曜洋画劇場で流したスティーブン・キングの『IT』を思い出したよ。あれは前後編で188分あるヤツを二時間枠・延長無しで放映という無謀さ。ガキの時分だったからよく憶えてないけど、甲殻類の化物を皆でボコ殴りにしたラストは憶えてる。あれも唐突に終わったよなー。結局オリジナルも観てないし。
↓昔書いた『妖怪大戦争』雑感
http://d.hatena.ne.jp/okmonster/20050828