サイレントヒル 雑感

ホラー映画なのにキャパ800の丸の内ピカデリー1で封切られたというのは快挙と呼ぶべきだろうか。…まぁ、一週でピカデリー2に移されるんだけどね。所詮は『デッドマンズ・チェスト』までの場繋ぎか*1実際、初日なのに客入ってなかったし。ああ、口惜しいぜ。
映像に関してですが、ゲーム画面の再現度には目を見張るものがあります。確実にゲームやったことある人の方が楽しめる作りで、“車に戻ると地図が落ちてる”といった、ゲームっぽさも忠実に描かれています。ただ「世界観が『サイレン』とゴッチャになってないかい?」と思う場面もあったり。残酷描写も大したもので、「どうせCGなんだろ」と斜に構えて観ててもビビる程。昨日も書いたけど、これでPG-12ってのが不思議。

内容の方は結構エグいのですが、全体を総括してみると「女の子可愛かったねー。」という感想しか浮かびませんでした。俺、死ねばいいのに。

つーか、自ら進んでゴーストタウンに向かっていながら、事故った時に「誰かいませんか!」と叫ぶ主人公はバカなんじゃないか?と思いました。
クリーチャーデザインはハリウッド版ゴジラをデザインした人。斬馬刀みたいなデッカイ刃物持った怪物が好きなのですが、出番が少なかったので残念。ジョギリ・ショックです(意味不明)。変な生き物とか変なナースとか観ていて「どことなくダンサーみてぇな動きだな」とか思ってたが、調べてみると実際にダンサーが演じてたみたい。
余談ですが、海外のポスターは「サイレント」ってコトで口の無い女の子の顔のアップ写真になってます。こっちの方がインパクトあるけど、やはり日本でホラーファン以外の客を獲得するには当たり障りの無いカンジのポスターになっちまうんだろうな。つまんねぇ。因みに、これを見ると劇場版『トワイライト・ゾーン』の口を消された姉を思い出しますね。

トワイライト・ゾーン』3話「こどもの世界」より。ジョー・ダンテ監督の悪趣味満載な佳作。

*1:関係ないけどマリオンの前では、劇中に出てくるナースのカッコしたコンパニオンが見せパンちらつかせながら本作を宣伝してました。色々頑張ってますね。