このテの映画を誘えるような友人が一人もいない
映画の日ですので、渋谷に『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』を観に行きました。
「ヘビメタ(HM)は何故嫌われるのか?」をテーマにヘビメタファンの人文学者(兼監督)が色んな人間から話を聞いてまわるドキュメンタリーで、このままNHKやディスカバリーチャンネルで放映されてもおかしくないくらい真面目に論じてます。
まぁ、「何故嫌われるのか?」って言われても、社会悪が生じた時に矢面に立たされるのはB級カルチャーの宿命みたいなモンで、アメリカじゃ少年犯罪が起こったらマリリン・マンソンの所為だし、日本で性犯罪があったらロリコンマンガの所為になるのはよくある話。寧ろ本作で興味深かったのはHMのルーツを追う話と、スウェーデンのブラック・メタル連中の本気な悪魔崇拝っぷりです。
途中に出てくる、監督の分析によるメタルの系譜図が、俺のような俄かメタルファンにはとっても勉強になるので、パンフレットも買いました。映画館でパンフ買ったのは久しぶりです。…でも、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはメタルじゃねぇだろ?と個人的には思うのだが。
一旦家に戻って、ブログを書く。んで、これから池袋の新文芸坐で『ピンク・フラミンゴ』とか観てきます。高校以来だな。