小さき勇者たち〜GAMERA 雑感

映画の日でしたので、『小さき勇者たち〜GAMERA』を観てきました。当初、ミニラに甲羅背負わせた様なフォルムが、キモカワイイ路線で小さな子に媚売ってるようなカンジで嫌だったのと、何となく平成『モスラ』シリーズのような駄作臭がした為、スルーしようと考えていたのですが、ミニチュアの街がぶっ壊れるシーンを観るのが三度の飯より大好きな人なので、怪獣の名古屋襲撃シーンだけを頼りに足を運ぶことに。
…まぁ、作品自体、別にそんな酷くは無かったですよ。いい意味で「子供が観る映画」でした。子供達がガメラを守る動機が乏しいのが欠点ぐらいかしら。結構劇伴に救われてんなーって箇所もあったけどね。初っ端から音楽がいいなーとか思ってて、クレジットで確認したら元ZABADAK上野洋子だったんでビックリした。
・全体的に今の特撮作品って、「大人の鑑賞に堪え得る作品を!」と声を荒げ、嘗ての作品がオタクの手によって換骨奪胎され、小理屈ばかり唱えたがる時期を経て、「やっぱり、お子様が楽しんでナンボだろ?」と、原点回帰に向かっている傾向がある気がします。
・それはそうと、公式サイト見て気になったんだが、この映画って”怪獣映画”っつーより"ファンタジー映画"として宣伝してんだよなー。やはり、"怪獣映画"じゃ客は呼べんのだろうか…。
・あと、気になったのは小ガメラが落ちてきた包丁と対峙するシーン。あれって、包丁をギロンに見立てたオールドファン向けのサービスだよな?