1月28日①

okmonster2006-01-29

(この日は色んな事が多過ぎたので、分けて書く事にします。)
午前11時、銀座シネパトスに『沈黙の追撃』を観に行く。初日初回なのに客は劇場キャパの二割程度。…まぁ、こんなモンか。
主演のスティーヴン・セガールは相変わらず得意の合気で敵の手首を外すわ、時代劇の主人公並に傷1つ負わないわの超絶無敵モードを展開。偉大なるマンネリズムに乾杯だ。
今回の相棒は『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で子連れの借金取りを演じてたヴィニー・ジョーンズ。敏腕スナイパーの役なのに、敵をタコ殴りにしたりと、腕っ節が強いトコばかり強調されててちっともスナイパーらしくありませんでした。彼がデモ隊の衝突を見て「まるでフーリガンみたいだ」と呟くのに対し、セガールが「サッカーは観た事無い」とバッサリ斬り捨てるトコが好きだったり(ヴィニー・ジョーンズは元サッカー選手)。
まぁ、基本的にはツッコミどころ満載のダメな映画でしたよ。監督は『ヘルレイザー3』を撮ってた人らしく、無意味なスクラッチとか細かいカットバックとか、やけにPVちっくな演出が多くて小賢しかったです。最近このテの「どう、カッコいいっしょ?」的な演出が増えてて食傷気味です。もっと地に足の着いた演出をして欲しいと思う今日この頃。
(…と、思いながらIMDb作品について調べてみたら、どうやらこれVシネっぽい)