長くなったので感想は後日

okmonster2006-01-20

バイト帰りに渋谷へ『ホテル・ルワンダ』を観に行く。なんか今週はホテルにまつわる映画ばっか観てるよな。
実は去年の4月頃からずっと気になっていた映画でして、以前『山猫は眠らない3』を観に行った帰りに某映画配給会社に勤める友人に「俺、観てぇから日本での権利買ってきてくれよ。」と、冗談半分に我侭言ったら、収支の予測計算を具体的な数字を出して丁寧に説明してくれた上で、「赤字になるから無理」とあしらわれたりました。
無論、面白さと収益はイコールではないコトぐらい重々承知してます。どんな陳腐でベタな話だろうと勝てば官軍、売れれば名作と化します。ですが「ま、しょーがねーわな」と思う一方で、作品がヒットするには別段映画が好きでない人の足を劇場に向けることのできる作品(具体的に言えば『NANA』とか)である必要が出てきた昨今の映画事情には些か嫌悪感を抱かずにはいられません。要するに映画好きな人が落としていく金だけでは日本の映画業界は食っていけないっつーコトなんだな。今更言うのもナンだが。
そんなワケで、そうした一般ピープルに全く売りの無かった『ホテル・ルワンダ』の日本での公開は絶望的ですらありましたが、上映を求める地道な活動により、奇跡的に日本での公開が決定しました。こうなるとヒネクレ者の俺としては「日本映画界の定説や風潮を覆したい」という気持ちばかりが強くなり、こーゆー映画こそ絶対観るべきだと思ったワケです。
だから別に中身が面白くなくてもヒットしてくれればそれで構わなかったり(それ、本末転倒じゃん)。