意外に濱口優って声優上手いんだな

新年一発目の映画鑑賞ってコトで、銀座東劇にて『銀色の髪のアギト』を観てきました。『アギト』って聞くと真っ先に仮面ライダーの方が思い浮かぶ俺は、正直、乗り気では無かったのですが、友人の「緒方剛志がキャラデザだし」という、よく判んない誘い文句*1によって、半ば強引に連れてかれる形になりました。で、全く期待とかしてなかったんですが、全く期待しなくて正解だったみたいです。はい、フツーにどーでもよかったです。
何というかジブリやら大友作品やらの劇場アニメをミクスチャーしたような内容でして、観ている間ずっと既視感を拭えないんですよ。あと、端折り方が変だよな。上映時間が90分ちょいなんだけど、ホントは2時間ぐらいの内容なのに、作画が間に合わなかったりして、カット入ってんじゃないの?…まぁ、CGのクオリティだけは高かったんで、映画なんかよりゲーム化した方が良かったんでないかと。
その後知り合いのGONZO社員と会う。「初日なのに客全然入ってなかったよ。」と正直に報告すると「あちゃー」って顔をしてから、「ま、海外で巻き返せればいいかな」とポジティブシンキングしてました。
それから浅草東宝へ行って宝田明のオールナイト特集を観に行く。トークショーには間に合わなかったが、福田純監督の『100発100中』が目当てだったので別に良し。まぁ、観た中で一番面白かったのは成瀬巳喜男監督の『放浪記』でしたけど。つーか、成瀬巳喜男作品って初めて観たわ。去年は生誕百年とかで騒がれてたけど見向きもしなかった俺、猛省せよ。

*1:俺、そんなに緒方剛志の絵好きじゃないのに。