『キャビン・フィーバー』その後

昨日『キャビン・フィーバー』観たんで、イーライ・ロス監督のインタビューが載ってる号の『映画秘宝』を読み直してみた。結果、映画の内容よりもインタビューの内容の方が遥かに面白かった事が判明。以下抜粋。

アメリカには2種類の人間しかいないってことだ。イーストコートのインテリ層と、南部の狂った連中。南に向かって2時間車を走らせたら、もうそこは異次元だ。ヤツらは南北戦争で負けたことを未だに根に持ってるし、奴隷制度が無くなったことも気に入らない。

これは、劇中登場した田吾作どもが山狩りするシーンについて訊ねた際の回答で、総じて「南部の人間は狂ってる」と言いたいらしい。更に、劇中にはそんな現地の人間を多数登場させており、彼らについてもかなり言及している。

映画に出てきた髪を女の子みたいに伸ばした少年がいるだろ?あれは本物だ。ああいう子なんだ。映画じゃカラテで飛びかかってくるけど、あの子は朝から晩までカラテしかやってないんだ。「学校はどうした?」って聞いたら、親が行かせないんだと。聖書の創造論の代わりに進化論を教えるようなところへ息子をやれないってわけだ。(中略)
あまりにも狂っているので、そのまま映画で使うことにした。

あとほら、耳にドライバーを突っ込まれる大男(右写真一番奥の男)、あれは本物中の本物で、『キャビン・フィーバー』に出るちょっと前まで精神病院に入院していた人間だ

…と、まぁ、そんなカンジ。多少リップサービスもあるんだろうが、結構ヤンチャな印象を受けましたね。最後に、読んでてとても俺の好感度が上がった一言を紹介。

映画学科にはだいたい700人ぐらいの生徒がいたけど、その中でちゃんと映画の監督になれたのはオレだけだ。ざまあみろって感じだ。 

うーん、イイ性格してるなぁ。