たかが映画で、腹を立てる程想像力が逞しくないんでね。

さっきまでGyaoで『ロスト・メモリーズ』を観てました。“もしも安重根が伊藤博文の暗殺に失敗していたら？”という設定の2009年が舞台の(韓国にとっての)デストピアSF。ここでの日本は戦勝国だから韓国は併合されたまま。その為02年のW杯は日本の単独開催で、韓国のサッカー選手が日本のユニフォーム着て試合をしてる。ああ、徹底してるねぇ。
最初は舞台が独創的なだけで、単に「組織に所属する主人公がレジスタンスに肩入れする」ってありがちな骨子の映画だと思って観ていたんだが、あれよあれよと話が急展開していき、遂には『ゴジラVSキングギドラ』(91年版)みたいなトンデモSFファンタジーになってました。うわ、びっくり。これだから韓国映画は先が読めねぇ。定石ってのが通用しないんだもん。
コレね、勘の良い人間ならネタやオチが割れてしまうかも知れないけど、要は仲村トオルが“メカギドラ”で、チャン・ドンゴンが“ゴジラ”なの（ちと、強引だが）。まぁ、こっちの場合、[メカギドラ役の仲村トオルが負けるのだが]。