ノット・リーチド・デカセクシス
最近日記を書くネタに乏しいなぁ…とか思ってたら近しい身内に不幸があった。幾らネタが無いからとは云え、それをネタにブログを書いてしまう俺は相当の不敬者だが、一応、追悼の意は込めているので、悪しからず。
その身内とは俺の叔父にあたる人物で、近頃体調が悪くて病院で検査したら末期癌だったらしく、告知を受けてから間も無くポックリ逝ってしまったそうな。
- 作者: エリザベスキューブラー・ロス,Elisabeth K¨ubler‐Ross,鈴木晶
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/01/01
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これは日本語に直すと「涅槃」とか「解脱」といった単語に相当し、諦観・厭世とは違った意味で生への執着を捨てるコトを意味する。まぁ、“悟りの境地”ってのが一番俗っぽくて判り易い表現なんだろうな(あくまで一般モデルであって、“不治の病にかかれば漏れなく悟りが開ける”ってワケじゃないだろうけど)。
ウチの叔父は入院した直後に息を引取り、実際には病室より霊安室に居た時間の方が長かった。その死に顔はとても安らかだと聞いたが、生憎、叔父がその日の内にデカセクシスへ到達できたどうかを知る術を、俺は持っていない。