マーダー・ライド・ショー 雑感

マーダー・ライド・ショー SPECIAL EDITION [DVD]
ロブ・ゾンビの第一回劇場監督作。これまでもPVの監督とかやってたから、カット割りとか手馴れた感じでしたね。
・田舎道でヒッチハイカーを拾ったら、変態家族に捕まって恐怖のドン底に突き落とされましたー。って、粗筋だけ書くとまんま『悪魔のいけにえ』な作品。
・殺人繋がりってワケじゃねぇが、100円均一なんでついでに借りてきた一本。でも俺的にはアウト。良かったのは冒頭の部分とヘタレの巡査を撃ち殺すまでの“間”だけだったなぁ。
・…いや、判ってるんだよ。これは70年代ホラーのツボとか特徴を知らないで単純に「ツマンネー」って言ってるワケじゃなくて、『悪魔のいけにえ』をベースにしているとか、ワザとチープな色彩を施している監督の意図とか、ホラーの小ネタとか…そういうったモノを全部理解している上でダメなんだ。俺には合わない。オマージュっつーよりも、デッドコピーって感じがする。実は俺ってホラー映画のワビサビが解んない人なのかな?オリジナルの『悪魔のいけにえ』自体は好きなんだけど…。
・本作は低予算ながら、予算の倍近い興行収入を得た為、早速続編も制作し終えたらしいのだが、良く考えたらロブ・ゾンビのアルバム買ってるファンがこぞって映画を観に行ったら、フツーに黒字になるんじゃねぇの?とか野暮なコト考えたり。ハードロック・ファンとホラー・ファンって被ること多いし。
・ちなみにDVDをレンタルしたので監督のコメンタリーとかも観ましたが、何だかコメンタリーの方が面白い気がします。