怪獣総進撃 雑感

怪獣総進撃 [DVD]
・三本目、フィルムの保存状態が悪かったのか、無茶苦茶退色しててゲンナリ。編集も何だか強引だし…。
・アナウンサーがパリに出現した“ゴロザウルス*1”を“バラゴン”と誤報するコトがマニアの間で有名な本作だが*2、そんなのは実にどうでもいい。
・怪獣ブームにより、ゴジラが“恐怖の対象”から“子供たちのヒーロー”へ移行する丁度中間点に当たるのが本作だと思われる。世界の怪獣を島に集めて放し飼いにする「怪獣ランド」という発想や、怪獣達の闘いをプロレスの如く実況するアナウンサー等、子供をワクワクさせるような要素が増えてるコトからも判ります。しかし、こう書くとやってる事は『ウルトラファイト』と同じだな。
・1対多数の性質上、集団リンチにしか見えないキングギドラとの決戦は印象的。爆発とか灰色決着の多いゴジラ映画の中、やられた死骸をまざまざと見せるってのは珍しい気がします。

*1:公式には“ゴロザウルス”なのか“ゴロサウルス”なのかイマイチわからなかったり。

*2:実際には、中に入る役者がバラゴンの着ぐるみと間違えてゴロザウルスのを着てしまったから。