風というより嵐

夜、俺が王様に言われるがままに塊を転がして天王星を作ってた時のこと、友人のミヤジマ氏からの電話が鳴る。
ミヤジマ、開口一番「大学の文化祭行かねえ?」と、誘ってくる。
あんた馬ッ鹿じゃないの?俺、今年で28よ?新入生と10年も歳離れてんのよ?何しに行く気?
…何でもOB風吹かせたいんだって。アレだろ?「よ、どうだい?調子は?」的なツラして差し入れとかすんだろ?薄給なのにアホみたいに画集買い漁って金欠のクセしやがって…。ま、どうぞ御勝手に。露骨に迷惑そうな顔されても気にせずにびゅーびゅー吹いちゃって下さいな。
一応、行くって口約束しちったけど、実際行くかは五分。だって遠いし。
目覚ましのアラームをかけないで寝るぐらいの後ろ向き加減で臨むことにします。