ニコラス・ケイジはもっと仕事を選ぼう

一定の周期でブログを書くのが面倒臭くなる発作が起こるのですが、そんなコンディションの中でも六本木で一週間限定公開されている『グラインドハウス(USAバージョン)』の凄さだけは伝えねばなるめぇ。ホントは日常生活でも色んなコトが起こったし、イベントとかに参加したりしてたんだけど、そこら辺は端折って、『グラインドハウス』のみを。
まず、どこがどう凄いかっつーと、第一線で活躍してる人間とはいえ、趣味で作ったような作品を商業ラインに乗せてるのがまず驚異。なんかクオリティ高いクセして、自主映画を観てるような雰囲気になるんだよ。
トータルで考えるとロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラー』の方に軍配が上がるのですが、後半、(このテの映画を沢山観てる人ならば)「ああ、この後はこういう展開になんだろ?」ってなストーリーの定石を悉く覆したタランティーノ監督の『デス・プルーフ』はインパクト抜群でして、特にオチの凄まじさは、観ていて「あれ?俺、今ロフトプラスワンで『シネマ秘宝館』に来てるんだっけ?」と錯覚するぐらいバカっぽかったです。あと、カート・ラッセルもイイ味出してました。
しかし、まぁ六本木ヒルズで流す映画でもなければ3000円出して観るモンでもないよなぁ。内容でだけ見りゃ銀座シネパトス辺りが妥当なセンなんだけどなぁ。