第3回「トンデモ映画会」改め 奇想天外シネマテーク1

土曜に仕事が終わってから、池袋の新文芸坐で"と学会"主催のオールナイト上映に参加する。
三回目を迎えた今回は、特に混沌色の強い上映会で、まずオープニングで落語家の瀧川鯉朝が枕を述べただけで落語をしないまま奥に引っ込む暴挙に出る波瀾の幕開け。その後のトークショーでは「デスアニメ2007」と称し、"観ると心が死んでしまう様なアニメ"を厳選しダイジェスト上映。この時点でもう俺なんかお腹一杯ですよ。特にエロアニメ黎明期の作品のヒドさは筆舌にし難いです。
当時は、"なんか巷じゃロリコンアニメが売れてるらしいから、ウチでも作ってみましょうか"的なノリで、素人が試行錯誤して制作したような時代だから、詐欺紛いな代物が販売される反面、珍品が埋もれてる可能性も高いのだという。逆に「今は好きな者がちゃんとした技術を持って作ってるから"実用性"はあるが、没個性的で面白味に欠ける」とも。
劇場内にアングラ臭が充満し出した頃になって、漸く1本目の『REX 恐竜物語』がスタートする。