でもこれ、実写でやってたら舌打ばっかしてたかも

友人二人と渋谷に新海誠の『秒速5センチメートル』を観に行きました。それにしてもシネマライズのあの湾曲したスクリーンはなんとかならんのかね?座る角度によっちゃ観辛いのなんのって。
物語を一行で説明すると、「主人公が長距離恋愛に失敗する話(あ、そういや俺も大学時代似た経験したわ)」で、友人の同僚が洩らしたという批評が正鵠を得ていた気がするのでそのまま引用↓
"アダルトチルドレンな男性が観たらキュンと甘酸っぱい想いが拡がるだろうが、女性が観たら「ふーん」で済んでしまうような話"
全部で3話構成だけど、2話が内容・作画共に抽んでている(あとヒロインが好み)ので、俺的には1話と3話はオマケみたいなものでした。特に3話は山崎まさよしのPVかMADビデオかと思いました。
観終わってから新宿のサイゼリアで終電ギリギリまでダベる。ストーリーそっちのけで美術とか動画のコトしか話さない俺等。
「いや、あの影のつけ方は云々」とか「波乗りに失敗する時の動きが諤々」とか。料理の味ではなくて盛ってる器を批評するタイプ。作り手にとっては有難くない客層なんだろうなぁと、思う。