ホステル 雑感

okmonster2006-10-29

AVのタイトルによくあるスタイルとして、”有名映画の題名をもじってつける”ってヤツがある。メジャーなトコだと『パイパニック』とか『WIB』とかかしら。『ホステル』の監督イーライ・ロスのデビュー作『キャビン・フィーバー』も、『SEX FEVER』という身も蓋もないタイトルでパクられたそうです*1
で、『ホステル』には一瞬だけ『SEX FEVER』の映像が映ります。テロップでしか確認してないのでハッキリ明言できないが、看守がポータブルDVDプレイヤー(ノートPC?)で観てるAVが恐らくそれ。ネタにされたのがよっぽど嬉しかったんでしょうね。
閑話休題、本作は「スロバキアにはバックパッカーを捕まえてヒドい拷問をする秘密クラブがある。」っつー話でして、旧共産圏はアメリカ人が嫌いというのがよく判りました。あと日本人も。
前評判で痛い描写満載っていうから、かなり身構えて観たんですけど、肩透かしでした。下の画像はドイツ版のポスターなんですが、無論こんなシーンも無し(*画像貼ろうと思ったけど、フツーの人にゃ強烈過ぎるかも知れないのでURL表示のみ。ある程度ヤなものを見る覚悟してからクリックしよう↓)。
http://f.hatena.ne.jp/okmonster/20061029221803
ゴアでショッキングな映像観たいんだったら、本作にも”真性サディストな人”として出演した三池崇史監督の『インプリント〜ぼっけぇ、きょうてぇ〜』の方が遙かに残虐です*2
…もしかして出し惜しんでない?R-18指定ならばもっと切ったり刺さったりするでしょ?単館公開だけだと赤字だからってんで、わざとカットして完全版(或いはフッテージを映像特典に入れて)のDVDとかリリースしてソフトで回収しようって魂胆じゃないだろうね?

*1:映画秘宝』2005年6月号より

*2:そりゃ映倫通ってないもんなー。