伊福部昭氏が死去 映画「ゴジラ」の作曲家

okmonster2006-02-09

映画「ゴジラ」「ビルマの竪琴」などの音楽を手掛けた文化功労者で、作曲家の伊福部昭(いふくべ・あきら)氏が8日夜、東京都内の病院で亡くなった。91歳。北海道出身。葬儀・告別式の日取り、喪主などは未定。(共同通信

…ええ、そりゃ筋金入りの特撮オタクですからね、取りあげないワケにはいかんでしょ。俺が生まれて初めて買ったサントラは復刻版の『ゴジラ』だし、『キングコング対ゴジラ』の原住民の歌は未だにソラで歌えますよ。因みに俺はゴジラのテーマソングよりバランのOPテーマの方が好きなんだよね。あと、『海底軍艦』のムー帝国の歌も好き。そこいらの下手なミュージカルなんかよりもずっと壮大だしね。それに、『大魔神』や中期以降の『座頭市』シリーズも………。ああッ!ダメだ。書きたい事はじゃんじゃか湧いてくるのにそれを上手く纏められねぇや、畜生。なんか好きな曲を羅列しただけで終わってしまいそうだ。
ともあれ、聴くだけで血湧き肉踊るというか、特撮映画のみならず、スペクタクル且つダイナミックな場面を演出させる曲を作らせたら右に出る者は居ません。
最後に一言。『ゴジラ FINAL WARS』の劇伴を担当したキース・エマーソンもそんなに嫌いじゃないですが、最後はやっぱ伊福部昭の曲にして欲しかったですね。
御冥福をお祈りします。

「なんていう曲なの?教えて!」
私が聞くと、彼女はくすくすと笑いました。
「笑わない?」
「え?どうして」
「曲のタイトルは"サロメ"、バレエ音楽よ」
「――それがなんでヘンなの?」
「作曲が伊福部昭なんですもの」

上遠野浩平・著『VSイマジネーター』より抜粋

追記:早速追悼の意を込め、久々にサントラを引っ張り出してライナーノーツを読んだんだが、テーマソングだけじゃなく初期ゴジラの鳴き声を作ったのも(ゴム手袋嵌めた手でコントラバスの弦を弄って出したらしい)この人なんだよねー。つくづく偉大な御仁だ。