グロ描写でいちいちケンケンすな。

Gyaoで『ツールボックス・マーダー』を観る。俺の中では“『悪魔のいけにえ』だけの一発屋”というイメージしかないトビー・フーパー監督*1の作品です。どうやら、リメイクらしいのだが、オリジナルについては良く判りません。国内のサイトでは確認出来なかったので。…もしかしすると日本でも別タイトルでビデオ化してるのかも。
結構随所で高い評価を目にしましたが、あくまで「最近のトビー・フーパー監督にしては良く出来ている」程度の作品なので、別段人に勧める様なモンでもないです。
タイトルの割に工具で人を殺す機会は少な目。もっと、レンチとかやっとことか特殊な道具で特殊な殺し方とかするのかと思ったけど、そこら辺の殴ったり斬ったりする殺人鬼と大差無いので、インパクトが薄い*2。
あと、肝心のスプラッタ描写も画面が暗くて観辛いし。

先に上のスチル写真だけ見て、物凄いエグい描写期待したんだけど、実際には暗くて暗くて…。本編では全く判別出来ませんでした。
やっぱ、『悪魔のいけにえ』ってのは監督の力量ではなしに、ホラーの神様が降りてきて完成した奇跡みたいな作品なのだなぁ。と、再認識。或いは、デビュー作で才能を使い果たしたかのどちらかだ。

*1:俺は『ポルターガイスト』は彼の監督作じゃないと思っている。

*2:硫酸か何かを撒いて溶かし殺すシーンがあったが、あれは工具じゃないし