床屋のポールが出来た頃に動脈・静脈の概念はありません

何だか色々あって、明日の朝は区の(町会だったか?)主催するバザーの手伝いをする羽目になってしまいました。拒否する理由が無いと、断るに断れない性格なんです。…バックレちまおうか。
今日は床屋に行ってきました。今まで大学内の安い床屋で済ませてきたので、地元で切るのは数年振り。…あ、扉が自動ドアになってらぁ。店内には誰も居らず、「すいません。」と、呼んでも返事は無し。奥の部屋からはTVの音は聞こえるから、留守じゃないみたいなので、待合席で丸くなって寝てる猫を観察して待つ事にする。寝息を立てて身体を伸縮させる毛の塊を面白半分に10分程眺めてたが、結局待ち人は現れず。別の店へ行きました。
小六の頃、藤子不二雄A先生の短編で『床屋の店主が、知恵の足りない息子の髭剃りの練習台として、一見の客を地下室に幽閉する』というお話がありまして(タイトル失念。確か『笑ゥせぇるすまん』の中でも似たようなエピソードがあったな)、かなりのトラウマになってました。「よくよく考えりゃ、今まで喉笛に刃物を突きつけられて、よく平然としてられたよな」って感じで、生殺与奪の権利を床屋が握っていたコトに気付き、慄然とした憶えがあります。
それから幾星霜を経て、いいオッサンになった今でも、たまーに首元に剃刀が当たった時はゾクっとしてしまいます。が、剃り終えた後の爽快感の方が勝っているので以前ほど気にならないけどね。