スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい 雑感

一緒に観ようぜって約束した友人が、未だタコ部屋に軟禁にされてプログラミングの毎日なので、痺れを切らして先に観に行ってきちゃった。ゴメンよ。
感想はただただ「残念だ」の一言に尽きる。あらすじとかキャラクタとかは態々書かないので、公式サイトとかで確認して欲しいのだが、こうも俺好みの設定を詰め込みながらも、最後の最後まで決定的なカタルシスに繋がらないのはアクションものとしては致命的だと思う。本作はセリフにあわせて場面がポンポン変わるのが特徴で、これが普通のシーンであれば小気味が良いのだけれど、それがアクションの最中にも使われるとなると、散漫というか単なる"逃げ"の演出としか感じられない。
逆に、そうした演出の一切無かった狭いエレベーターの中での撃ち合いが、本作のアクションとしては一番良く出来てたからね。

技術が無いワケじゃないと思うから、も少しじっくり描いてくれてもよかったんじゃないかと。
結局“「お、盛り上がってきたじゃねぇか」と、身を乗り出した辺りで場面転換”という焦らしの連続で、最後までイカせて貰えませんでした。もうホント色んなイミで残念。

そして、何より残念なのは、俺が期待していたマンガチックさが薄いこと。そんなワケで、↑のスチル見て期待するようなバカっぽさはあまり披露されない。つーか、この3バカ兄弟を主役にしたスピンオフ企画とか作って欲しいのだが。