旧ソビエトで研究してた地震兵器って知ってる?

今日は防災の日です。ボウリング・フォー・コロンバインでも言ってましたが、人に物を買わせるには民衆の恐怖心を煽るのが一番であります。今日だけでも、さぞかし沢山の防災用具が売れた事でしょう。俺は別にいいや。
どうもFMラジオってのは俺の肌に合わない。自らを流行発信所と言わんばかりにタイアップがミエミエのオススメを紹介するばかりの、まるで貧乏な家のカルピスみたいに中身の薄い話とかを聴いてると、学生時代にバリバリのAM深夜族だった俺は蕁麻疹が起きそうになる。しかし、ウチの職場では絶えずBGMとしてFMが流れてるモンだから、聴きたくなくても耳に入る。
で、某番組では今日の防災の日に因んで、災害の時にラジオが如何に役立つかってのを語っていたんですよ。DJは「こうした状況下では正確な情報が求められる」として「デマに惑わされないように、ラジオから最新で確実な情報を入手しましょう」と締め括った。
笑わせるぜ。日本では不入りで去年一杯で打ち切りの決まった『ポーラー・エクスプレス』を、「大ヒット上映中」とか謳ってた番組じゃ、微塵も説得力が無ぇよ。そもそも、先刻まで放送の確実性を散々訴えておきながら、その舌の根も乾かぬ内に、次の星占いのコーナーで「積極的な人は大抵おひつじ座。」なんて断定めいた無責任な発言カマしてんだもん。デマとまでは言わないが、情報は大なり小なり局の都合良いように推敲されてるモンだってのは誰にでも判るモンだ。
…まぁ、ココで注意を促すべきなのは放送の在り方よりも、情報の真偽を見極める聞き手の判断力なんだけどさ。別に災害時でなくたって、常に世界にゃデマが飛び交ってる。俺だって“『プレデター』でプレデタースーツアクターをやってたのは無名時代のジャン=クロード・ヴァン・ダムだ”って話を最近まで信じてたもん。